たのしい音楽依存

音楽に依存し過ぎる人の末路ブログ

「DR値の大きいアルバム」をミュージックライブラリから検索してみた

うらうらべっかんこー。音楽聴かないとアホになるおじさんです。

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ブログ投稿3回目。もうネタに困る有様。

どうしようかと悩んでいた先週の日曜の昼下り、ツイッターのTLを眺めていると
山下達郎のサンデー・ソングブック」「棚つか」の文字。

 

棚つか!そういう手があったか

山下達郎のサンデー・ソングブック - Wikipedia

TOKYO FMをキー局としてJFN系列で放送されている、ミュージシャン山下達郎唯一の出演ラジオ番組


山下達郎の個人コレクションを使って発信される日本最高のオールディーズ・プログラム

  • 棚からひとつかみ
    山下自身が保有するレコード棚の中からアトランダムにオンエア」される通称「棚つか」。

 


僕のミュージックライブラリに取り込んだアルバム枚数が、そろそろ1万枚に手が届く感じになってきました。ネットレンタルや廉価ボックスなど、あまりお金かけないでコツコツ集めてきたものです。で、僕も自分のミュージックライブラリからテーマ決めて何か紹介してみたら、何か面白い発見があるかもしれないと考えた次第です。

 

 ちなみに達郎さんって、CD、LP、シングル合わせて6万枚くらい持っているらしい。

 

一から集めたら30年ですよ!

マネするなんて非常におこがましい行為かもしれません。。。。

 

ミュージックライブラリから検索してみる

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それでも頑張って検索してみます。

 

第1回目のテーマは「『DR値の大きいアルバム』をミュージックライブラリから検索してみた」。ミュージックライブラリの全CD音源からDR値の大きいアルバムを検索してみました。全アルバムにDR解析をかけるのは、結構骨が折れました・・・

 

DRの説明はこちらで・・・

yasudonok.hatenablog.com

DR値とは、もの凄く雑な説明をすると「アルバムの平均音量と最大音量の差を数値化」したものです。

以下のDRデータベースサイトでは、DR1~7は悪い、DR14以上を良い、としていますが、個人の好みもあるので一概に良い悪いは言えません。

Album list - Dynamic Range Database

 

 

・第1位

驚愕のDR値をたたき出したアルバムはこれ・・・

 

ミュージシャン:柳家さん喬

アルバム名:朝日名人会ライヴシリーズ10 柳家さん喬1~「片棒」「芝浜」

リリース年月日:2001年10月11日

規格番号:SICL-2

 フォーマット:CD

Official DR value:DR24

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DR24!? しかも、落語かよ!

そりゃそうですよね。無音部分があるからどうしてもピークとの差が激しくなります。しかも、まさかのクリッピング。さん喬師匠の落語は、CDに収まりきらないほどのダイナミックレンジ。生で数回聴かせていただきしたが、ほんとうに惚れ惚れするような、ええ声なんです。特に人情物、芝浜は泣けます。これはハイレゾ案件の予感・・・

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DR20越えの落語アルバムは数多く見つかりましたが、他のジャンルでは見つけることができませんでした。

 

・第1位  (落語除く)

栄えある1位は・・・

ミュージシャン:ザ・ホレス・パーラン・トリオ

アルバム名:パノニカ

リリース年月日:2009年09月18日

規格番号:VQCD-10115

フォーマット:CD

Official DR value:DR19

 

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1位はクラシックかなと思ったのですが、なんとジャズでした。ホレス・パーランというピアニストのリーダー作です。1981年にドイツで録音されたライブ物。

ちなみに、SHM-CDと呼ばれる「材質を良くしてピックアップの読取精度を高めた」CDでした。まあ、PCに取り込んでしまえば、CDの読取精度なんて関係ありませんが。

音質的には、たしかに色々な音が聴こえるのですが、ちょっとモニタ的な感じがしますね。このCDを気持ちよく鳴らすのは、ちょっと難しそう。

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まとめ

  • 6万枚のアルバムを集めるには、年2,000枚ペースで30年
  • 僕のミュージックライブラリのDR値の最高は、DR24
  • DR20越えのアルバムは、すべて落語
  • 落語以外のアルバムの最高DR値は19、ジャズ
  • DR値が大きすぎても、いい聴感とは限らないかも

 

それでは、ばいばいまーん。

 

ユーミンが三十年間に世に送り出したアルバムと、売上と、音質と。

まいどー。「音楽がないと死んでしまうの」方面の人です。

 

今回は、もうすぐニューアルバムが発売されるユーミンこと松任谷由実さんの、数十年の長きに渡り世に出されたアルバムについて、売上と音質の推移みたいなものを調べてみましたよ。

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松任谷由実 - Wikipedia

きっかけ

古いユーミンさんのアルバムをたまたま入手。

 

 あまりにも好ましい音質だったので、他のアルバムはどうなのかと興味を持った次第。

準備など

CD登場以前から音楽活動されているユーミンさん。ベスト盤やライブ盤を除いた、オリジナルのCDアルバムをかたっぱしから集めてみました。

 

ただし、LPレコードのアルバムが先行されて発売されていた時期のCDや、1999年の一連のリマスターCDなどは除きました。

 

古いアルバム、かなり出回っているせいか、amazonで中古は1円+送料みたいなことになっていて、集めやすかったです。新し目のアルバムは、ネットレンタルなどを活用しました。

 

 

 

また、CDの売り上げについては、こちらのサイトを参考にしました。

アルバム売上記録

 

調査結果

アルバムの売上と音質の推移について、表とグラフにした結果がこちら。

 

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DRとは

もの凄く雑な説明をすると「アルバムの平均音量と最大音量の差を数値化」しています。

DRは1~20で表されます。

 

最近のアルバムは、iPhoneなどの白いイヤホン向けに音量がずっと大きめに最適化されており、DR7以下のものが多いようです。

 

以下のDRデータベースサイトでは、DR1~7は悪い、DR14以上を良い、としていますが、個人の好みもあるので一概に良い悪いは言えません。

Album list - Dynamic Range Database

 

よろしかったら、前回のブログも参照してみてください。

yasudonok.hatenablog.com

 

考察っぽくない考察

ぼくがかんがえるさいきょうの、的な。

  • 2000年以降、売り上げもDRも急降下。過度なコンプはリスナー離れの一因かも
  • かといって、DR16みたいな過度なダイナミックレンジも楽しく聴けないかも
  • ポップスのDR値の最適値は11~13あたり?

 

おまけ

 アルバム集めでやらかしてもた・・・

 

うがぐぐ。初回盤と通常盤の音量も違う場合もあることも、あわせて判明。

新アルバムはどうなのだろう。いろんなフォーマットで出るみたいですけど。

 

なにはともあれ、楽しみですねー。

 

それでは、ばいばいまーん。

ダイナミックレンジ (DR) 解析とは

 どうも。暇さえあれば音楽ばかり聴いている人です。

 僕のツイッターで #DR解析 というタグでツイートすることがあります。

 

以下のような感じです。

 

アルバムジャケット写真のほかに、数値や波形が並んでいますが、ちゃんと説明したことがなかったのでブログで説明したいと思います。

 

ダイナミックレンジ (DR) の解析

 

もの凄く雑な説明をすると「アルバムの平均音量と最大音量の差を数値化」しています。

以下は「foobar2000」というフリーの音楽再生ソフトの「TT Dynamic Range Meterプラグイン」で解析した結果です。

 

①曲のDR ➁曲の最大音量(Peak) ③曲の平均音量(RMS)  ④アルバムのDR

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DRは1~20で表されます。

以下のDRデータベースサイトでは、DR1~7は悪い、DR14以上を良い、としていますが、個人の好みもあるので一概に良い悪いは言えません。。

Album list - Dynamic Range Database

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最近のアルバムはiPodの白イヤホン向けに音量が最適化されているらしく、DR7以下のものが多いようです。

 

なお、ダイナミックレンジの話は、以下がわかりやすくまとまってますのでお勧めです。

ダイナミック・レンジとメータの話:Studio Gyokimae

 

波形とクリッピングの確認

 

Audacity」というフリー音楽編集ソフトを使って、「アルバム全体の波形と音割れ (クリッピング) のチェック結果を表示」しています。

 

確認方法は、以下のブログが判りやすいです。

tmt481.blogspot.jp

 

 

まとめ

#DR解析 ツイートでは以下の内容が判ります。

  • アルバムの平均音量と最大音量の差を数値化
  • アルバム全体の波形と音割れのチェック結果を表示

 

というわけで、下のアルバムはDR14で音割れもなく、クリア過ぎる音が個人的にかなり気に入ってます。