CD音源 A級セレクション その04 ~「目がよくなるCDブック」の音質ってぶっちゃけどうなのよ~
はじめに
A級の音はA級のCDから!
オーディオ・マニア必読!?の画期的CDガイド…(自己申告)
第四回目です。
月間100枚以上のCDをリッピングしているちょっと頭のオカシイ私が、以下のようなコンセプトでA級のCDをセレクションするガイドです。
- 各種計測結果が良いもの
- 聴感が良いもの ※個人のポエムです
- 上記を抜きにしても、特に紹介したいもの
※詳細は前回までを参考にしてください。
今回のアルバム
今回は、TLに流れてきた以下のつぶやきに反応。
https://twitter.com/lapis_061/status/899645847280861185https://twitter.com/lapis_061/status/899645847280861185
ハイパーソニック・エフェクトといい勝負だ(笑) pic.twitter.com/vJXOupnJhs
— RECAROの赤 (@lapis_061) 2017年8月21日
こういうCDのダイナミックレンジってどんなもんやろ…
と思ったら、ポチらずにはいられなかった…
音のシャワーで目がよくなるCDブック (眼科医が推奨! 聴くだけで眼筋がほぐれて血流アップ!)
- 作者: 喜田圭一郎,田畑晃
- 出版社/メーカー: マキノ出版
- 発売日: 2017/08/16
- メディア: ムック
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今日の散在 pic.twitter.com/SmfJllZ6Iq
— やすどん (@yasudonok) 2017年8月22日
ふーん pic.twitter.com/czURynjShH
— やすどん (@yasudonok) 2017年8月22日
斬新過ぎる音楽鑑賞… pic.twitter.com/yroohce4AD
— やすどん (@yasudonok) 2017年8月22日
聴感ポエム
聴感評価シート使用。★:33/50
初め打楽器
海の打ち寄せる音
そのあと水の流れる音と鳥の鳴き声が延々と1時間程度つづきます。
うーむ。嫌いじゃないけど。うーむ。
DR
平均DR20…なんと!!
ダイナミックレンジ、やみくもに広大です。
広大とは、広くて大きいという意味です。
こんなに広いのは、落語、もしくは、三味線 (少し売れた後の〇〇兄弟除く) のアルバムくらいですな。
波形
森林で録って出し、みたいな感じでしょうか。
スペアナ・ピークホールド
こういうスペアナのピーク、音楽アルバムではみたことない。
低音の圧倒的な不足。特定の周波数が高め。
平均ラウドネス値
-25.1 LUFS
最近のCDアルバムとしては音が小さめですね。
個人的にはこれくらいが理想ですが。
まとめ
音のシャワーで目がよくなるCDブック (眼科医が推奨! 聴くだけで眼筋がほぐれて血流アップ!) ムック
ISBN-13: 978-4837664468
発売日:2017/8/21
DR:20
クリッピング:なし
平均ラウドネス値:-25.1 LUFS
音のシャワーで目がよくなるCDブック (眼科医が推奨! 聴くだけで眼筋がほぐれて血流アップ!)
- 作者: 喜田圭一郎,田畑晃
- 出版社/メーカー: マキノ出版
- 発売日: 2017/08/16
- メディア: ムック
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興味本位でついカッとなって購入してまった、今は反省している、的な。
※そもそも、この手のヤツYouTubeでたくさんアップされてないですか
※ムックの2/3ぐらい体験談ポエム満載。個人的には綺麗な写真や、画家の挿絵がもう少し大きければもっと楽しめたかも
あと、個人的に視力はどうでもいいです。(てへぺろ)
ただ、想像よりもはるかにダイナミックレンジが広く、特異なスペアナということで、これはあなたのオーディオが試される音源ではないでしょうか。
ちなみに、うちのデスクトップのニアフィールドのスピーカーからは、少し不自然で盛られた音で再生される気がする。気のせいと思いたい…
それでは、ばいばいまーん。
CD音源 A級セレクション その03 ~あの世界のIT機器メーカーの創始者が送り出す『世界を揺るがした(?) 9つの音』~
はじめに
A級の音はA級のCDから!
オーディオ・マニア必読!?の画期的CDガイド…(自己申告)
第三回目です。
月間100枚以上のCDをリッピングしているちょっと頭のオカシイ私が、以下のようなコンセプトでA級のCDをセレクションするガイドです。
- 各種計測結果が良いもの
- 聴感が良いもの ※個人のポエムです
- 上記を抜きにしても、特に紹介したいもの
※詳細は前回までを参考にしてください。
今回のアルバム
第三回目は、Cisco Systems(シスコ・システムズ)というIT屋で知らない人がまずいないネットワーク機器メーカーの創業者が1995に設立した、「Sono Luminus(ソノ・ルミナス)」というクラシック音楽中心のレーベルからのセレクト。
ソノ・ルミナスは、“パフォーマンス・フィデリティ”を追い求めていて、フィルターやコンプレッション、エフェクトなども用いない録音をポリシーとしているそうです。
今回のアルバムには、マルチ・チャンネルのブルーレイ・オーディオもついてますが、「あえて」CDの評価です。
メディア掲載レビューほか
2人の名手が、各々お気に入りの音楽を持ち寄って作り上げた珠玉の作品集。書かれた時代はルネサンスから初期バロックに及び、様々なスタイルを持った曲は、どれも静かでありながら強く存在を訴えかけてきます。バッハ、ヘンデルなどの良く知られた曲、スコットランドの伝承曲、名前も知らない作曲家の曲…どれにも奏者たちの優しい眼差しが注がれているのを感じることでしょう。ここで心にしみいるリュートを奏でているのは、グラミー賞ノミネート経験もあるロン・マクファーレン。フルートからバグパイプまでこなすのはボルティモア・コンソートの創設メンバーとして活躍するミンディ・ローゼンフェルト。この親密で艶やかな艶やかな響きを余すことなく捉えた録音にも注目してください。
聴感ポエム
世界を揺るがす…というのは少し盛り過ぎな気もします。が、不自然な感じ音があまりしません。産地直送のようなフレッシュさ。個人的にはかなり好きな音です。
DR
平均DR:12一般のクラシックアルバムと比較すると、若干ダイナミックレンジは狭めな感じです。
波形
あまり弄った感じがしません。ソノ・ルミナスの録音ポリシー通りでしょうか。
スペアナ・ピークホールド
フルートとリュートの楽器の帯域がそのまま表現されているような素直なピークとなっています。故に低音域のピークが低いですね。
平均ラウドネス値
いかがでしたでしょうか。今回は極力文章を減らして、客観的な評価を心がけました。今後も洋々なジャンルで定例化していきたいと思います。
それでは、ばいばいまーん。
CD音源 A級セレクション その02 ~クラシック系名門レーベルのチャレンジングな協奏曲 (聴感ポエム評価強化) ~
はじめに
A級の音はA級のCDから!
オーディオ・マニア必読!?の画期的CDガイドwww
第ニ回目です。
個人的に月間100枚以上のCDをリッピングしているので、せっかくだから以下のようなコンセプトでA級のCDをセレクションしていこうかなと思った次第です。
- 各種計測結果が良いもの
- 聴感が良いもの ※個人のポエムです
- 上記を抜きにしても、特に紹介したいもの
趣旨は前回を参考にしていただくとして。
ところで…
「音質は、計測値では決まらない」
「必要なのは、耳♪」
「自分の耳で音楽を聴いているか?」
「波形見て喜ぶ人の気持ちがよくわからない」
という感じで、世の中の心無いオーディオ好きにdisられるケースが随分あります。そういう人達に限って、高級オーディオ機器をインテリアにして、ツイッターに写真上げて喜んでたり… 羨ましいかぎりですが、それは耳で聴けますのー?、いいんですよー、楽しみ方は人それぞれですよー。だから僕の楽しみ方も許してねー。
聴感ポエムの評価を再考してみるテスト (バージョン0.5)
まあたしかに、計測値がよくて波形が綺麗でも、あまり感動しないCDもありますよね。というわけで今回、聴感ポエムの部分をもう少し客観的に評価できる施策がないか検討してみました。
で、見つけたのがこの論文。
音楽聴取における「感動」の評価要因
http://www.nhk.or.jp/strl/publica/rd/rd126/PDF/P58-69.pdf要約 人の好みや感性を考慮して音響システムを評価するために,体験のすばらしさを表現するときにしばしば用いられる「感動」という言葉を用いて評価尺度を検討した。我々は,これまでに心理実験を行って感動を表現する言葉 (以下、感動語) を分類し, 感動という言葉で表現される心理状態が一意ではないことを示した。本稿では、分類した感動語から感動評価尺度を作成し,音楽聴取における感動を評価させた。[以下、略]
感動語はこんな感じ (上記pdfからの流用) 。
うーむ、僕みたいな「頭のあんまりよくないヤツ」には難しいなあ。もっと簡単にならんか。あれですよ、コーヒー豆の評価みたいな。
- 香り ☆☆☆
- コク ☆
- 酸味 ☆☆
で、感動語を少し加工してみます。わかりやすい語句に置換など。
☆は50個になりました。とりあえず合計もしてみようかなと。
それではやっと本題に…(前振り長いよ)
今回のアルバム
第ニ回目はクラシック音楽の名門、ドイツ・グラモフォンというレコードレーベルから、珍しいアコーディオンの協奏曲をセレクト。
聴感ポエム
DR
いつものもやっときますよ。
今回のアルバムの平均DR:13
波形
アルバム全体のピークを考えて、少し音量が小さめですかね。
まあ、クラシックのCDはだいたいこんな波形です。
スペアナ・ピークホールド
今回のアルバムは、色んな帯域の楽器がバランスよく含まれているような各周波数のピークです。
平均ラウドネス値
クラシックのアルバムはたいていこんな感じですが、最近のポップスなどの平均ラウドネス値に比べるとかなり小さい値です。それらと混在させて聴く場合には、ノーマライズが必要になります。
どうでしたでしょうか。今後も洋々なジャンルで定例化していきたいと思います。
それでは、ばいばいまーん。
CD音源 A級セレクション その01 ~第一回目は「沈黙の次に美しい音」が売りのあのレーベルからのセレクト~
はじめに
A級の音はA級のCDから!
オーディオ・マニア必読の画期的CDガイドwww
はい、コンセプトは↓の丸パクリです、ご清聴ありがとうございました。
新 長岡鉄男の外盤A級セレクション (【特別付録】SACD Hybrid サウンドサンプラー)
- 作者: 長岡鉄男
- 出版社/メーカー: 共同通信社
- 発売日: 2013/08/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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個人的に月間100枚以上のCDをリッピングしているので、せっかくだから以下のようなコンセプトでA級のCDをセレクションしていこうかなと思った次第です。
- 各種計測結果が良いもの
- 聴感が良いもの ※個人のポエムです
- 上記を抜きにしても、特に紹介したいもの
第一回目
第一回目は「沈黙の次に美しい音」が売りという、上記本でも常連のECMというレーベルから、エレキとアコースティックギターの競演アルバムをセレクト。
メディア掲載レビューほか
1976年の名盤『サーガッソーの海』から約5年を経て、ECMを代表する2大ギタリストが再会。ジョン・アバークロンビーの奏でる千変万化のエレクトリック・ギター、ラルフ・タウナーのつまびく澄み切ったアコースティック・ギターの音色が絡み合い、語らい、どこまでも深い音世界を紡ぐ。 (C)RS
品番
UCCU-5744
DR
foobar2000のプラグインにて計測。
今回のアルバムの平均DR:14
最近のジャズアルバムはDR9~10前後が多い中、かなりダイナミックレンジが広大な部類だと思いますです、はい。
ちなみに、DRの詳細を知りたい方は、以前のブログを参照してください。 yasudonok.hatenablog.com
波形
フリーソフトAudacityでアルバム全体の音の大きさを解析したもの。赤い線はピークに達したということです。これが3サンプル以上続くことを「クリッピング」としています。ちなみに、ピークがずっと張り付くと、所謂「海苔音源」と呼ばれるような、ノッペリとした、押しの強い音になります。
今回のアルバムは、丁寧にピークに収まるように処理されており、クリッピングもなく、良好なマスタリングだと思います。
スペアナ・ピークホールド
WaveSpectra というフリーソフトで、アルバム全体の各周波数ピークを計測しました。長岡鉄男氏のスペアナ風で、アルバムの中で少なくとも一回はそのピークに達したということになります。長岡鉄男氏も上記書籍で述べていますが、「20~40Hzのレベルが高いものはウーファーがしっかりしていないと再生困難」「5kHz以上の音のレベルが特に高いものはトゥイーターに負担がかかる」「富士山型か、右方向に滑り切る滑り台型が本来の形」「右側が降り切ってないものはハイ上がりな聴感」「中低域がフラットでピークが感じられないものはリミッターがかかっている可能性」とのことです。
今回のアルバムは、綺麗な富士山型でした。
平均ラウドネス値
音の大きさの平均値です。フリーソフトのffmpeg の ebur128オプションで、アルバム全体の 平均ラウドネス値 を測定しました。
あるマスタリングエンジニアの方は、-16.0 LUFS以下にするのがよいのでは、仰っていましたが、残念ながら最近のJ-Popはそれ以上のものが大半で、子供の耳が心配です。
聴感ポエム
まとめ
ジョン・アバークロンビー/ファイヴ・イヤーズ・レイター
品番:UCCU-5744
発売日:2016/10/26DR:14
クリッピング:なし
平均ラウドネス値:-20.7 LUFS
どうでしたでしょうか。今後も洋々なジャンルで定例化していきたいと思います。
それでは、ばいばいまーん。
1万枚のアルバムデータをNASに保有する僕が語る、CDをデータ化する前に注意したい4つのこと
GW真っ盛りですね。
僕は年末~春頃まで長期出張やら転勤やらでバタバタしてまして。
ブログもめっきり滞りがちでしたよ。
引っ越しでお金使い過ぎたので「GW≒引きこもり」です。
しょぼん…
そしたら以下のブログが目に入りましたよ。
あ~わかる。
それ10年前くらいの僕もCDデータ化に試行錯誤してました。まあ、今もしているんですが。それに、カラヤンの交響曲全集も持ってました。懐かしい。
それから10年の間、雨の日も風の日も健やかなる時も病める時も、年間1,000枚ペースでデータ化の日々。かなり苦行。ネットレンタル借りまくり 。※著作権料払っているのでレンタルCDデータ化合法です
CDリッピング・ハイレゾ購入したアルバム、なんとか年内に10,000枚を達成
— やすどん (@yasudonok) 2016年12月31日
ギリギリ・・・ pic.twitter.com/FEeMCsYKkU
1万曲じゃないですよ。アルバム1万枚分NASに格納してんですよ。頭おかしいと自分でも思ってますよ。それゆえ、紆余曲折や後悔も数多い。
上のブログをみて、「GW暇だし、よーしパパいっちょCDデータ化やったるかー」、などと考えているおめでたい人がいると思いますが、僕のように後悔しないためにも、注意しなければならないことを4つほど上げておきます。
CDの型番 (規格品番) を明記しておくこと
これ、絶対やっておいてください。こんなやつです。
これを実施せずにCDを処分してしまうと、後に泣きをみます。なぜかというと、「同じタイトルのアルバムでも、初回盤、廉価盤、リマスターなど、データの内容が変わっている場合がある」からです。
ちなみに、僕の大滝詠一CDデータフォルダ、こんな感じ。
データ化する際にフォルダ名や、アルバム名、他のタグ情報なんかに記載しておくことを強くお勧めします。
ちなみに規格品番でググると、アルバムの曲名やジャケット画像などもヒットしますよ。
CDはなるべく捨てないこと
私も「断捨離」という名の元にだいぶ捨ててしまいました。そして今、かなり後悔しています。捨てないで置いておきたい理由は以下です。
・CD自体がバックアップとなる。データ化した先の媒体が壊れた時のための保険。
・財産になる。一部のCDにプレミア。大瀧詠一、昔のアイドルCDの一部など。
でもね、CD嵩張るのですよね。超ジャマ。先日の引っ越しでもえらい目にあいましたよ。
全部CD pic.twitter.com/bowl2T5iDP
— やすどん (@yasudonok) 2017年2月28日
で、省スペースCDラック導入してみました。いい感じです。
引っ越したらやりたかったこと その2 pic.twitter.com/fWwFBwRqxN
— やすどん (@yasudonok) 2017年3月19日
CDを1軍、2軍、3軍に分け、CDラックに収納。1軍を目の高さあたり、2軍を上下にという感じで整理整頓してみてはいかがでしょうか。見違えますよ。ディスプレイしてよし、取り出して聴くによし。僕はスペースの関係で924枚の奴にしましたけど、1668枚収納が欲しかった。
3軍は専用ケースで格納しておくと、移動などが楽です。
こまめにバックアップを取ること
以下、3回復唱してください。
・こまめセーブはRPGの基本です。
・データ格納先の「ハードディスク・メモリ」は消耗品です。
・データ格納先の「ハードディスク・メモリ」は必ず壊れます。
日本全体が被災 (破局的噴火など) じゃなければデータは守られそうな、そんな僕の対策はこんな感じ。
・SynologyのNASによるHDD冗長化
・音楽PCのHDDに同じデータをコピー
・実家のSynologyのNASとインターネット間で連携バックアップ
Synology売れ筋のこっちの機種でもできると思いますので、初めから2台NASを買っておくのもありかも。
ちなみにGoogle Music にもアップロードしているのですが、曲数などの制約や、圧縮されてしまう、大量に登録すると操作が重い、タグが意味不明になる、などの理由で今は放置しています。
この辺、また機会があるときにでも詳しく。
なるべくセキュアにリッピングすること
CDからデータをPCに格納することを「リッピング」といいます。セキュアにリッピング、まあ、CDに格納されているデータをそのまま同じ内容で取り込む、ということなんですが、音質などにあまり拘らないなら対策は不要です。
目安としては、イヤホンに3万以上使ったことのある音質コダワリ派の人は、今すぐiTunesの使用をやめて、専用のセキュアリッパーソフトを使ってください。光学DVDドライブは安いのでいいです。某メーカーの〇〇〇リードドライブはほぼ役に立たない感じです。iTunesで取り込んでいたら、CD読み込みエラー発生時に途中で勝手に飛ばしたりしてました。
この辺も、また次回の講釈で。やり方はググれば…(他力本願)
最後に
これで心置きなく、ガンガンCDをデータ化しちゃいましょう。僕がさっきデータ化した、おすすめCDなんかも紹介しておきます。
NAXOSの30周年記念BOXがお買い得過ぎてハンパない件https://t.co/RtxxF4IoeD pic.twitter.com/7JZK4l0aUy
— やすどん (@yasudonok) 2017年4月22日
それでは、ばいばいまーん。
今年聴いた、音が良かったと思うアルバム
年の瀬です。今年もお世話になりました。
ツイッターでこんなタグつけて、アルバム評価の真似事みたいなことをやってます。
先日、
CDが売れてたころのDRは総じて10以上
— やすどん (@yasudonok) 2016年12月29日
僕の鑑賞の耐えられる「いい音」基準はDR11以上、クリッピングなし
とつぶやいたところ、「そのDR11以上の音源を教えて下さい、 興味が湧いてきました」と仰る方がいらっしゃいました。そこで、今年発売された「DR10以上で個人的に音の良かったと思うアルバム」をまとめてみました。
クラシック
#DR解析
— やすどん (@yasudonok) 2016年8月21日
ユリア・フィッシャー&ダニエル・ミュラー / ショット:デュオ・セッションズ (C-902161,2016)
ヴァイオリンとチェロの二重奏曲。録音時の空気まで伝わるような美音。本来CDはここまでできる子なのだ。 pic.twitter.com/eRBuw07SCK
ワイラースタイン&エラス=カサド / Shostakovich: Cello Concertos Nos. 1 & 2 (HiRes,2016)@FHP10eGT さまに教えて頂いたアルバム
— やすどん (@yasudonok) 2016年10月18日
DR15、きれいな波形、および、スペアナ
聴感もすこぶるよくてトリハダモノ#DR解析 pic.twitter.com/mrxGEau2x0
シューベルト:死と乙女(弦楽合奏版)、他
— やすどん (@yasudonok) 2016年10月25日
コパチンスカヤ 、 セントポール室内管弦楽団
(HiRes,2016)
弦楽四重奏曲『死と乙女』弦楽合奏の合間に古楽や現代作品。これぞハイレゾ、という音の響き。ただし、40kHz以上の信号がない感じで、192kHzは不要かも#DR解析 pic.twitter.com/nmpSZOESxT
ジャズ
#DR解析
— やすどん (@yasudonok) 2016年4月22日
Bill Evans / Bill Evans: Some Other Time
(2016,HDtracks)
DSD5.6MHz foobar2000で176.4kHz変換
※ご参考 pic.twitter.com/BavbuKhOV3
Antonio Sanchez / バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) サントラ
— やすどん (@yasudonok) 2016年10月14日
(WPCR-16445,2015)
前半は、ジャズ・ドラマー、アントニオ・サンチェスのソロが淡々と続く。後半は、マーラーやチャイコなどの管弦楽曲
個人的にはかなり好み#DR解析 pic.twitter.com/M0wwPTXfyK
その他
#DR解析
— やすどん (@yasudonok) 2016年4月3日
坂本龍一 / 千のナイフ (2016,COGQ-87)
CD層はSACD層より若干DRが狭いような感じだけど十分いい音
クリッピングも皆無
オノセイゲン氏はいい仕事しますねぇ pic.twitter.com/Jfz4IsZVMQ
#DR解析
— やすどん (@yasudonok) 2016年3月26日
藤田恵美/camomile Best Audio II (2016,PCCA-60024)
CD層、非常に丁寧にマスタリングされている感じ
SACD層とダイナミックレンジは変わらないようだ
曲チョイスやバックの楽器も好み pic.twitter.com/6XWaow8KUB
まとめ
今年発売された「DR10以上で個人的に音の良かったと思うアルバム」は、こんな感じでした。
クラジャズばかりなのが残念です。J-Popも結構解析したのですが、個人的に酷い音ばかりで・・・DR10を超えているものが一つもない。
J-PopのDR解析のつぶやきでもう「ズンドコ」言いたくないんです、はい。
誰が殺した、ダイナミックレンジ・・・
結局、中古CDに走ってしまうわけです。まあ、それも楽しいですが。
古くても新しくてもいいので、来年もいい音に出会えますように、祈りつつ・・・
それでは、よいお年をお迎えください。
ミュージックライブラリを検索していたら、究極の海苔アルバムを発掘したでござる、の巻
ばんばんこー。音楽をおかずにご飯3杯食べられるおっさんです。
おかずといえば、食うに食えない「海苔」と言われる音源。まさか、自分のミュージックライブラリから「究極の海苔アルバム」が発掘されるとは思いもせず・・・
きっかけ
ツイッターのTL眺めていたら・・・
「DR値の大きいアルバム」をミュージックライブラリから検索してみた - たのしい音楽依存 https://t.co/lrsGv9rY0B
— serieril(せりえりる) (@serieril) 2016年11月24日
あれ?
ものはついでで、DR値別にアルバム数を集計してみた。2つの山ができてる。恐らくクラシック/ジャズとそれ以外の山。 pic.twitter.com/4Z9JT8B1kW
— serieril(せりえりる) (@serieril) 2016年11月24日
お、これは面白い・・・
@serieril さまのライブラリのDR分布を見るに、最適な音質はDR13あたりなんじゃないか、という仮説
— やすどん (@yasudonok) 2016年11月24日
てなわけで自分も真似してみることに。
ミュージックライブラリから検索してみる
私のミュージックライブラリもジャズ・クラシックが中心。予想通りDR13あたりを中心に推移しているようです。DR値が大きいものは、落語がメイン。DR値の小さい、DR5以下のものも27枚ぐらいありました。
最小はDR3のこれだと思っていたのですが・・・
.@_M_A_J_I_M_A_ さんに勧められて借りたギターウルフのアルバムのDR値を見て震えが止まらないし、聴くの怖い…#DR解析
— やすどん (@yasudonok) 2016年7月21日
・狼惑星 (KSC-2190,1997)
・ゴールデンブラック (KSCL-843,2005) pic.twitter.com/mlbUVtZ5Ch
下には下があった。なんと驚愕のDR1。
究極の海苔波形アルバム
そのアルバムは、これ・・・
イギー&ザ・ストゥージズ / ロー・パワー(旧邦題:淫力魔人)
商品番号:SRCS-8320
発売日:1997/05/21
発売元:(株)ソニー・ミュージックレーベルズ
JAN:4988009832098
Amazonレビュー
イギー&ストゥージズ名義でロック・シーンに登場したイギー・ポップは、71年のグループ解散後、しばらく音楽活動から遠ざかる。解散の原因といわれるドラッグ中毒の治療が終了したあと、以前からイギーのファンだったデヴィッド・ボウイのバック・アップもありバンドを再結成。復帰第1弾となったのが、この『RAW POWER』だ。
ステージの上で自分の身体にナイフでキズをつけるという自虐的なパフォーマンス(そのせいで、現在でもイギーの身体には無数の生々しいキズが残っている)が象徴するように、ひたすら暴力的、刹那的だったサウンドで有名だったイギーだが、本作では、彼の心の深淵が垣間見えてくるような、内省的な音作りへとシフトしている。表面的な衝撃度はなくなったが、作品を聴いた後に残る情感は果てしなく重い。ただ暴れまくることによる一時的なカタルシスを越え、本質的な怒りと孤独をまっすぐに表現しはじめた本作には、イギーのなかに巣くう危うさがはっきりと表れているのだ。彼のロック・アーティストとしての才能を引き出すことに成功したボウイのプロデュース・ワークも秀逸。(森 朋之)
まず波形。海苔波形&ほぼ全面でクリッピング・・・
うへっ、DR0の曲もあるよ・・・ずっと音量MAXということか・・・
本人監修によるリマスタリング・・・恐ろしい・・・
このアルバム、いろんなマスタリングのバージョンがあるのね。どうしてこうなった・・・
http://dr.loudness-war.info/album/list?artist=&album=Raw+Power+
カスタマレビューでも「これがロックだ」「凶悪な音」などと絶賛されている、その音を聴いてみましたが・・・
あかん、これ、ほんまに凶悪な音や・・・つんざくギター、ザラザラボーカル、耳が痛い。 ※個人的な感想です。
あれだ、むかし、技術の時間に作ったラジオを最大ボリュームで鳴らした音楽。でも、たまにハッとなる。うーむ、不快が深い。
まあ、別な意味で楽しいかも。聴いて楽しんだもん勝ちですね。
それでは、ばいばいまーん。