CD音源 A級セレクション その03 ~あの世界のIT機器メーカーの創始者が送り出す『世界を揺るがした(?) 9つの音』~
はじめに
A級の音はA級のCDから!
オーディオ・マニア必読!?の画期的CDガイド…(自己申告)
第三回目です。
月間100枚以上のCDをリッピングしているちょっと頭のオカシイ私が、以下のようなコンセプトでA級のCDをセレクションするガイドです。
- 各種計測結果が良いもの
- 聴感が良いもの ※個人のポエムです
- 上記を抜きにしても、特に紹介したいもの
※詳細は前回までを参考にしてください。
今回のアルバム
第三回目は、Cisco Systems(シスコ・システムズ)というIT屋で知らない人がまずいないネットワーク機器メーカーの創業者が1995に設立した、「Sono Luminus(ソノ・ルミナス)」というクラシック音楽中心のレーベルからのセレクト。
ソノ・ルミナスは、“パフォーマンス・フィデリティ”を追い求めていて、フィルターやコンプレッション、エフェクトなども用いない録音をポリシーとしているそうです。
今回のアルバムには、マルチ・チャンネルのブルーレイ・オーディオもついてますが、「あえて」CDの評価です。
メディア掲載レビューほか
2人の名手が、各々お気に入りの音楽を持ち寄って作り上げた珠玉の作品集。書かれた時代はルネサンスから初期バロックに及び、様々なスタイルを持った曲は、どれも静かでありながら強く存在を訴えかけてきます。バッハ、ヘンデルなどの良く知られた曲、スコットランドの伝承曲、名前も知らない作曲家の曲…どれにも奏者たちの優しい眼差しが注がれているのを感じることでしょう。ここで心にしみいるリュートを奏でているのは、グラミー賞ノミネート経験もあるロン・マクファーレン。フルートからバグパイプまでこなすのはボルティモア・コンソートの創設メンバーとして活躍するミンディ・ローゼンフェルト。この親密で艶やかな艶やかな響きを余すことなく捉えた録音にも注目してください。
聴感ポエム
世界を揺るがす…というのは少し盛り過ぎな気もします。が、不自然な感じ音があまりしません。産地直送のようなフレッシュさ。個人的にはかなり好きな音です。
DR
平均DR:12一般のクラシックアルバムと比較すると、若干ダイナミックレンジは狭めな感じです。
波形
あまり弄った感じがしません。ソノ・ルミナスの録音ポリシー通りでしょうか。
スペアナ・ピークホールド
フルートとリュートの楽器の帯域がそのまま表現されているような素直なピークとなっています。故に低音域のピークが低いですね。
平均ラウドネス値
いかがでしたでしょうか。今回は極力文章を減らして、客観的な評価を心がけました。今後も洋々なジャンルで定例化していきたいと思います。
それでは、ばいばいまーん。